居宅介護支援事業所 博水の郷
お知らせ
世田谷区 認知症とともに生きる希望条例
2021-05-17
今年度から、用賀あんしんすこやかセンター、二子玉川あんしんすこやかセンターとともに毎月、合同会議を行っています。
4月の会議の中で、用賀あんしんすこやかセンターの蓮見センター長から、去年の10月から施行されている、「世田谷区 認知症とともに生きる希望条例」のご説明をしていただきました。
この条例のパンフレットを読み、とても素晴らしい内容だったので、今回、ご紹介をさせていただきます。
この条例では、4つの視点を大事にしています。
①今までの認知症の考え方を変える。
ひとりひとり(当事者、まわりの人たち)の「認知症についての考え方」が、認知症の症状を大きく左右します。「認知症イコール絶望的」という「古い考え方」を、「認知症の方でも希望を持って生きることができる」という「新しい考え方」にチェンジすることが、ともによりよく暮らしていくための第一歩です。
②みんなが、この先の「そなえ」をする。
誰もが、認知症になる可能性があります。認知症になる前から、自分の思いや希望、意思をみんなで話し合い(世田谷区の「私の希望ファイル」の取り組み)、認知症になっても、よりよく暮らすための「そなえ」をしておくことが大事です。
③ひとりひとりが希望を大切にしあい、ともに暮らすパートナーとして支え合う。
認知症の人も、認知症でない人も、いつまでも希望を持ち続けられるように、「サポーター(支援者)」というよりも、「パートナー(伴走者)」として、お互いを尊重し合うことが大事です。
④認知症とともに今を生きる本人の希望と、当たり前に暮らせること(権利・人権)をいちばん大切に。
今までの古い考え方の中ではおろそかにされがちだった、認知症の方の「希望」「権利」「人権」をいちばん大切にし、安心して認知症になれる地域を世田谷区はつくっていくとのことです。
(パンフレットの内容を私なりに、噛み砕いて書かせて頂きました。もし間違いがありましたら、ご指摘頂ければ幸いです)
これから機会があるごとに、これらの考え方、取り組みを、区民の方のみならず、それ以外の方にも、ご案内していきたいと思います。
管理者 松下