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社会福祉法人大三島育徳会
法人本部
〒157-0077
東京都世田谷区鎌田3-16-6
TEL.03-5491-0340 (代表)
FAX.03-5491-0343 (代表)
 
※各事業所の所在地については、各事業所情報をご確認下さい

二子玉川あんすこ>活動案内>活動報告

活動報告

令和2年8月 「二子多職種の会」活動報告

二子玉川あんしんすこやかセンターとして初めての多職種連携の会、「第1回 二子多職種の会」を開催しました。
 
5月に当センターが実施した「緊急事態宣言発令後の事業所の状況等におけるアンケート」の結果をふまえ、意見交換を行いました。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため参加人数が15名と制限されたため、2日に分けて開催しました。
 
【1日目:8/21】 
参加者:10名 居宅 主CM・訪問看護(PT)・福祉用具専門相談員・社会福祉協議会(地区担当)・保健福祉課・二子玉川あんすこ
 
1日目は自粛期間中、他者との接触を拒否し、サービスがすべて中断されたケースをあんすこから発表しました。
そのようなケースはこれに限らず、多くあったようです。拒否をするご利用者、ご家族に対し、訪問看護は「服薬管理の訪問だけは継続させてほしい」とお願いしてサービスを継続したそうです。
 
また、アンケートの結果で「認知症の進行」「ADLの低下」の懸念が特に多かったのですが、福祉用具事業所からは「6.7月は歩行器レンタルや住宅改修の相談が増えていた」という話や、CMからは「買い物同行」が「買物代行」に変更になったという報告もありました。
 
保健福祉課、あんしんすこやかセンターへの相談については、虐待までには至りませんが、注視しておかなければならないケースが増えていました。
自宅への訪問者が減り、家族だけで過ごす時間が増えたことで、家族不和が起こりやすい状況にもなっており、それは現在も変わらない状況だと思います。孤立死の報告も増えています。
 
感染に対する恐怖はなくならないと思いますが、5月に比べて行政の対応も整ってきたので、感染予防に努めながら、必要最小限のサービスは維持していくことの大事さをご利用者やご家族に伝えていく必要があるのではないかと思いました。
 
【2日目:8/28】
参加者:12名 居宅 主CM・訪問看護(Ns/MGR)・訪問介護・地域密着型通所・福祉用具専門相談員・保健福祉課・二子玉川あんすこ
 
2日目は「情報」という言葉が活発に飛び交いました。
コロナ禍、「不確かな情報」で不安や心配を煽られてしまう場面が増えています。
「陽性反応が出た施設や病院があるようだ・・・」「どこのだれまでが濃厚接触になるのか・・・」「保健所は事業所に対してどこまで対応(指示)してくれるのか・・・」「家族がPCR検査を家族が受けたようだ・・・」「本人がいつの間にかPCR検査を受けていた・・・」
より正確な情報をいち早く知りたい理由は、なによりも「自分たちが感染源になってはならない」という一心でサービス提供を行っているからだと思います。
 
予防対策に必死に取り組んでいる中、曖昧な情報が流れて不安になったり、細かい情報を知りたいのに法人のHP等に公表されるまで正確なことが分からないといった「待ち」の時間が多いことも、支援者側の精神的負担を増大させているのではと感じました。
知り得た情報が確かなものなのか、個別のケースは難しいと思いますが、地域の情報を知る窓口があれば安心なのではないか、という意見がありました。各地区のあんすこがそのベースとなっていくのが望ましいのではないかと思います。
 
最後は「皆さん、頑張りましょう」という主CMの励ましの言葉で会を締めくくりました。参加した方から、「自分たちだけが辛いのではなかった」という感想を頂いたのが印象に残りました。
 
「Withコロナ」においての課題は、これからもどんどんと出てくると思います。
この意見交換会だけに終わらず、2回目3回目も新型コロナに関するテーマで多職種の会を開催したいと考えています。 
次回は、11月に事例検討会を予定しています。
人数に限りはありますが、皆さまのご参加をお待ちしています。

 

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